高硬度Monel合金502(8.44g/cm³)航空宇宙部品用
主な材料特性
属性 |
値 |
名称 |
Monel合金 |
化学組成 |
Ni: 63%, Cu: 31%, Fe: ≤2.5%, Mn: ≤1.5%, Ti: 0.35-0.85%, C: ≤0.3% |
密度 |
8.44g/cm³ |
引張強度 |
約760 MPa (110 ksi) |
降伏強度 |
約310 MPa (45 ksi) |
伸び |
約30% |
硬度 |
ロックウェルC 35 |
耐食性 |
海水および腐食性化学環境で優れています |
融点 |
約1350-1390°C (2462-2534°F) |
熱伝導率 |
16.2 W/m·K (25°C) |
Monel 502合金:優れた耐食性を備えた高強度ニッケル銅合金
Monel 502は、優れた強度と優れた耐食性を必要とする用途向けに特別に設計された高性能ニッケル銅合金です。その独自の組成は、要求の厳しい産業環境において、優れた機械的特性と化学的特性を発揮します。
主な特徴と利点
- 最適な組成: 63%のニッケルと31%の銅をベースとし、チタンを添加することで、優れた耐食性を維持しながら、優れた強度と硬度を実現しています。
- 機械的性能: 高い引張強度(760 MPa)と降伏強度(310 MPa)、30%の伸びにより、高応力用途での耐久性を確保しています。
- 優れた耐食性: 海水、塩水、および腐食性化学環境で確実に性能を発揮し、海洋および化学処理用途に最適です。
- 高温安定性: 最大1390°Cまでの高温で機械的特性と寸法的な完全性を維持します。
- 熱管理: 16.2 W/m·Kの熱伝導率は、重要な用途での効果的な放熱をサポートします。
詳細な化学組成
元素 |
パーセンテージ |
ニッケル(Ni) |
63% |
銅(Cu) |
31% |
鉄(Fe) |
≤2.5% |
マンガン(Mn) |
≤1.5% |
チタン(Ti) |
0.35-0.85% |
炭素(C) |
≤0.3% |
硫黄(S) |
≤0.01% |
ケイ素(Si) |
≤0.5% |
産業用途: Monel 502は、航空宇宙部品、海洋ハードウェア、化学処理装置、および高強度と耐食性が極限状態での長期的な性能に不可欠なその他の要求の厳しい用途で広く使用されています。