沈降式粒度計/沈降計
TZCシリーズの粒子測定器は、高精度電子沈降天秤、コンピュータ、および粒度データ処理ソフトウェアで構成されています。測定対象の液体粒子が天秤皿に落下すると、LCD画面に質量値が表示され、同時に信号がコンピュータに送信されます。粒度データ処理ソフトウェアは、質量信号をリアルタイムで取得し、コンピュータ画面に表示します。沈降後、曲線はいつでも保存および呼び出しが可能で、計算結果は表とグラフで表示され、印刷できます。
この沈降計は、ラテックス、顔料、研磨剤、合成樹脂、化粧品、医薬品、ガラス、粉末冶金、セメント、プラスチック、耐火材料、コーティング、石油、石炭などの業界で、粒度と分布を決定するために広く使用されています。粒子径の研究と試験に従事する科学技術者にとって不可欠な機器です。
主な特徴
- 高性能電磁天秤原理に基づく最適化された力値センサー設計により、精度を1mgから0.1mgに向上させ、感度、精度、再現性を向上
- 広視野STNバックライトLCDディスプレイを搭載
- 沈降特性と微粒子の長期測定が可能なマルチ最適化データ処理ソフトウェアにより、よりスムーズな計算とより正確な結果を実現
- より安定した信頼性の高い性能を実現するために、再プログラムされた元のデータベース手順を備えた高度なデータ構造
技術仕様
| モデル |
LR-TZC-4 |
LR-TZC-5 |
| 天秤最大負荷 |
100g |
100g |
| 天秤精度 |
1mg |
0.1mg |
| 粒子径範囲 |
1~600μm |
1~600μm |
| ホスト機能 |
ゼロクリア、風袋引き、自己校正、アラーム |
| 表示モード |
広角バックライト液晶ディスプレイ |
| データ処理 |
沈降曲線取得、保存、呼び出し; 粒度、メジアン径、平均粒径、比表面積測定; 誤差計算; 粒子分布分析; 結果計算とグラフ印刷 |
試験原理
ストークスの定理によれば、粉塵粒子の沈降中に粒度選別が発生し、静止沈降液の粘度が摩擦抵抗を介して沈降粒子に影響を与え、以下の式で計算されます。
R = 9η / [2g(γk - γt)]·√(H/t)
ここで:
R = 粒子半径 (cm)
η = 沈降流体粘度 (g/cm·s)
γk = 粒子比重 (g/cm³)
γt = 沈降流体比重 (g/cm³)
H = 沈降高さ (cm)
t = 沈降時間 (s)
g = 重力加速度 (980 cm/s²)
粒子が高さ (H) まで沈降するのに必要な時間 (t) を測定することにより、沈降速度 (V) と粒子半径 (r) を計算できます。この理論は、粒子分布を決定するための沈降分析法の基礎を形成します。