DY-150P ポータブル爆発物・薬物検知器
DY-150Pは、MYT Technology Co., LTDが開発した次世代の痕跡検知システムで、爆発物や禁止物質の迅速かつ正確な検出のために、高度な光イオン化高分解能イオン移動度分光法技術を利用しています。
主な特徴
- 非放射性真空紫外線光イオン化源
- ワンタッチ操作による迅速な分析(<5秒)
- 高感度(ナノグラムレベルの検出)
- 強力な環境適応性を備えたポータブル設計
- メンテナンス効率のための自己洗浄機能
- 拡張可能な禁止物質データベース
検出能力
| 爆発物の種類 |
中核技術 |
| TNT、RDX、PETN、ニトログリセリン、硝酸塩系爆発物、黒色火薬 |
非放射性光イオン化高分解能イオン移動度分光法(PIMS) |
技術仕様
| パラメータ |
仕様 |
| 感度 |
ナノグラムクラス(10-9 g) |
| 分析時間 |
<5秒 |
| 偽陽性率 |
≤1% |
| 検出限界 |
<1ナノグラム(ng) |
| 動作環境 |
-5℃~55℃、≤93%RH(結露しないこと) |
| 電源 |
リチウムイオンバッテリー(3時間以上の動作)またはACアダプター |
| 寸法 |
430 × 190 × 180 mm(L×H×W) |
| 重量 |
4.4 kg(バッテリーなし)、4.8 kg(バッテリーあり) |
用途
空港、地下鉄、港、ホテル、教会、ビジネスセンター、大規模な公共の集まりでのセキュリティスクリーニングに最適です。教育および科学研究目的にも適しています。
動作原理
この検出器は、イオン移動度分光法技術を利用しています。サンプル分子は熱的に脱着され、非放射性源によってイオン化され、電荷を帯びたイオンに変換されます。これらのイオンは、質量電荷比に基づいて異なる速度で電界を移動し、識別用の明確な検出スペクトルを作成します。
図1.2.1 イオン移動度分光法の動作原理
高度な機能
- リモートモニタリングとデータダウンロードのためのWi-Fi対応
- データエクスポート用のUSBインターフェース
- 100万件以上の検出記録を保存できるストレージ容量
- 自己チェックおよび校正機能
- リアルタイムのデータ保存と検索