廃水処理 272 抽出剤 重金属除去剤
説明:272 Extractant は、化学名がビス(2,4,4-トリメチルペンチル) 次リン酸である、高効率の新規有機次リン酸ベースの抽出剤です。本製品は無色から淡黄色の透明な液体であり、優れた熱安定性と化学的不活性を特徴とし、さまざまな遷移金属および希土類イオンに対して高い錯体形成選択性を示します。
仕様
| アイテム |
索引 |
| 外観 |
無色~淡黄色透明の液体 |
| 次リン酸含有量 |
≧93.00% |
| 密度 |
0.9050~0.9350g/mL |
| 動粘度(20℃) |
<300mPa・s |
| 水分含有量 |
≤ 1.00% |
| 引火点 (オープンカップ) |
110℃以上 |
性能と用途
- 272 抽出剤はコバルトとニッケルの分離に優れており、リチウム電池の正極材料のリサイクルにおける金属の抽出と精製に最適です。広い pH 範囲にわたって安定性を維持し、コバルトおよびニッケル イオンとの明確な錯体を生成することで、高純度の分離が実現し、金属回収率と製品品質が大幅に向上します。
- 重金属を含む排水の処理において、銅、亜鉛、カドミウム、鉛などのイオンを捕捉する能力に優れています。低濃度でも有害な金属を効果的に除去し、水の純度を向上させることができ、電気めっき、エレクトロニクス、鉱業などの分野での廃水処理や資源回収に適しています。
- 272 抽出剤は効果的な相分離特性と耐乳化性を示します。抽出システム内で迅速に分離され、産業用途に合わせて拡張するのが簡単です。水への溶解度が最小限であり、引火点が高いため、プロセスの安全性と環境適合性も向上します。
利点
- 高い選択性を備えた効率的な抽出により、複雑なシステムからの有価金属の単離と回収に特に適しています。
- 一貫した物理的および化学的特性により、動作寿命が延長されます。